体重の増えすぎに注意
怪我をしている時は、運動ができず、1日の消費カロリーが減ります。また、筋肉量も減少し、基礎代謝量(安静にしていても消費されるカロリー)が少なくなります。怪我をしていない時と同じ食事を食べていると、カロリーオーバーになります。摂りすぎたカロリーは、脂肪として体に蓄えられてしまいます。せっかく怪我が治っても、体力の回復以前に、ダイエットから始めなければいけなくなります。
単純に食べる量だけ減らしても、空腹感から吸収力がアップして逆効果です。また、炭水化物(米などの主食)を極端に減らすと、筋肉を壊してエネルギー源に変えてしまいます。しっかり食べないと怪我からの回復も遅れます。
カロリーの高い油、脂肪分は、できるだけ少なくしましょう。また、野菜などに含まれる食物繊維をたくさん食べましょう。食物繊維は、カロリーがなく、消化吸収されず、腹持ちもいいので満腹感が持続してくれます。また、1度の食べる量を減らし、食事の回数を増やす事で、空腹感と摂取カロリーをおさえられます。
やせ過ぎにも注意
逆に、食事の量が減り過ぎるのも、注意が必要です。運動できないと、食欲が落ちてしまいやすくもあります。摂取カロリーが少なくなりすぎると、脂肪だけでなく、筋肉もエネルギーとして使われてしまいます。怪我の回復に必要な栄養素も、不足してしまいます。
高カロリーな脂肪は、少しは摂った方がいいのですが、やはり皮下脂肪などになりやすいので、注意が必要です。主なエネルギー源となるごはん(お米)を中心に食べましょう。その時、自分の好物などゴハンの進むおかずをくわえると良いでしょう。